今朝もイベントをお休みさせて頂きました。昨日に引き続き申し訳ありませんでした。
早めに治そうと思いちゃんと病院にもかかったのですが、体の方が付いてきてくれずに結局長引いてしまいました。
いやはや参りました。
さて、今日のお仕事ですが昨日に引き続きオーバーホール作業でした。
車体の方は大方昨日のうちに終わり、あとは部品待ちの状態、今日はホイールに取りかかりました。
ホイールはリムブレーキ仕様のレーシングゼロ、現行商品です。
とはいえオーナー様はかなりのハード&ヘビーユーザーでいらっしゃるので、フレーム同様その辺りも踏まえての作業となりました。
ちなみに前回も自分が作業をさせて頂いていたので、その確認も同時にさせて頂くことができました。
オーナー様の使用条件を考え、前回はあえて純正グリスではなくデュラグリスを使ったのですが、想定通りの仕事をしていてくれました。
耐水性が高いので乳化もしておらず、もちろん汚れてはいますが性能をキープしていてくれました。
カップアンドコーンそれぞれいい具合にアタリも確認でき、これから本調子といったところでしょうか。
ということで、今回も同じグリスを使用させて頂きました。
ただ純正のグリスと粘度その他の性質が異なるので、回転性能としては正直少し落ちます。ですが、これは耐水性・距離に対する耐久性・オーナー様の使用状況を考えた上での選択です。
封入する量も純正品ではありませんので、気を付ける必要があります。お試しされる場合は個人の責任でお願いします。
回転性能を気にするなら、やはりカルトですね!
使用するグリスに関しては、ご指定頂くことももちろんできますので、お好みがございましたらお申し付け下さい。
ハブのオーバーホールが終わると、次は振れ取り作業になるのですが、レーシングゼロの持病と言っていいのかわかりませんが、ニップルの固着から来る、振れ取り作業時のスポーク切れ。今回も数本ありました。
想定内ということで、ストックの純正パーツで即対応しました。
ただ、リムにスポークホールがないのがたまに傷、ちょっと手がかかりますがご愛嬌ということで。
その分リムの剛性は高いので、走りの方はもちろん、スポークを張りなおした時の復元性も素晴らしいです。
カップアンドコーンの手の入れがいのあるハブと、剛性のあるリム、この2つがカンパ系ホイールの好きなポイントです。
個人的にももちろん使っていますよ。他ブランドに乗り換えようという気も起きないですね。
まぁ、いろいろ個人の好き嫌いもありますので…。
お持ち込みなどでたまに海外通販品?なのかはわかりませんが、カンパ系で新しそうに見えるにもかかわらず、やたら精度の出ていない&出ないホイールの整備を受けることがあります。
明確に変だな、と思いつつ、こちらでできる範囲で整備をします。
が、結局そのオーナー様は本来のホイールの性能を知らずに、こんなもんかと思われてしまうのが残念でなりません。
安い買い物ではありませんので、ぜひ正規品をおススメ致します。
では。
つくば花室 自転車店 Hi-Bike(ハイバイク)塚田