先日の9日間・9ステージのロードレース。
自分の中では、いままでの遠征で3度目のカルチャーショックでした。
●1度目は、2013年のツアーオブカタール、ツアーオブオマーン。
1クラス、ワールドツアーチームスタッフの仕事のスマートさとまったく違う次元の作業。
そしてプロフェッショナルのレースの掟。メカニックとしてもこの経験が無かったら・・・恐ろしいです。
●2度目は、2015年、3月のツールドノルマンディ
2クラス、ディベロップメントチームの参加が多く、プロへの階段を上るアンダー23選手の熾烈な競争。
寒く過酷な環境でつづくレース。選手とは、どれだけタフな仕事なのかと魅せられた。
さらに這い上がる為の走りでの自己アピールが半端じゃない。
見た目スマートでも心は、本当に闘志燃えている人でないと生き残れないのがわかった。
●そして今回のBIWASECUPサンスポさんの記事
リザルトだけ見たらわからない、アシストあってのエースの入賞結果。
ジュニアのネーションズカップでも各国のコーチ・スタッフが良いアシストした選手のことを皆知っていて、
走りが評価されること。そしてチーム力が大切な事。
2016、BIWASE CUP 第2ステージから最終日の9ステージまで個人総合リーダージャージ。
日本代表ロード女子チームが戦い抜きました。
その間、リーダーチームの役目というもの、
刻々と変わる状況に対応しながら進行するレース。
そのためにコーチ、選手、他チームのコーチ・選手、
どのコミュニケーションも大事であり、
ステージ優勝狙いとは、気を使うレベルがまったく違うと改めて感じました。
ロードレースですから地形、風、などの情報も武器ですね。
このレースは、大会側が用意してくれるライダー付サポートバイク2台にコーチとメカニックで分かれて乗車しました。
そのため、通常のサポートカーよりも選手に近い位置でサポート&観ることができます。
アシストととして、集団をコントロールする選手の力走。
マークするライバル選手の繰り返されるアタックへ反応するエースの姿。
最終局面、選手の判断で流れが変わる瞬間!
選手が一丸となって造り上げた信頼・チーム力がリーダージャージを守り抜いた姿に深く感動しました。
初体験だった総合優勝とリーダーチームのメカニック。心技体まだまだ修行が必要と感じました。
Hi-Bike 中村仁