日本でのロードレースも最近は、公道でのレースが増えてきましたが
まだまだ公園、サーキット、サイクルスポーツセンターなどクローズドの周回路ばかりです。
フランスで参加したレースは、まずほとんどがラインレースで公道を町から町へ向かい、
観客が見やすいように、出発地を最初に小回りで2回通過してからゴール地へ向かったり、
ゴール付近は、周回路だったり。8の字で観戦しやすい箇所をつくったり、工夫のされたコースが多かったです。
そして市民権を得ていると思ったのは、そのまんまのいつもの道路状況でロードレースが進行すること。
選手が通過する間だけ、一時的に道路を封鎖。 特別なバリケードなく危険なところだけスタッフが注意を促す程度。
とてもスマートに綺麗な街並みのなかレースが進行していきます。規制解除も早いです。
5月は、日本でも大きなステージレース、ツアーオブジャパン、ツールド熊野と国際的な公道レースが行なわれます。
選手もかっこいいですが、きれいにさばく審判団、集団をささえる各チームサポートカー、ニュートラルカー、ドクターカー
沿道のスタッフ、ゴール地点のステージ、すべてがそろって、絵になります。
日本でもロードレースが観戦したくなる美しい文化のひとつとなってほしいです。
Hi-Bike 中村仁