2015年 11月6日~11月9日 ツールド沖縄 11月8日 208キロのワンデーレース。
KINANチームは、オーストラリアのジャイさん、スペインのリカルドさん、
日本人選手は、伊丹さん、野中さん、阿曽さんの合計5名の選手。
久々の選手達、初めてのリカルド選手と金曜日から移動&準備開始。
選手は、到着日に暗くなるまで調整練習へ。
土曜日は、選手たち練習後に整備開始、午後から各チームメカたちとの仕事合戦でした(笑)
洗車場所などホース分岐&シェアして、いくつかのチームがグループにわかれ淡々とお仕事。
国内有力チームのメカさん同士いつもの調子らしく、リズミカルに時間が過ぎて行きました。
途中、緊急事態で工具や部品が必要になっても助け合い精神で、なんとかなりました。
ロードレースの現場ならではの空気と技術力、情報に大変勉強になりました。
特殊加工やカーボンの事など㊙いろんな技を緻密にこなすのは、日本人ならではかなぁ?とあらためて感じました。
KINANチーム レース中は、気温29度まで上がったこの日何度もアシスト選手が車を呼びました。
補給と情報が必要な時に選手が集団内で手を挙げてアピールするんです。
レディオツール(レース無線)から「155(ゼッケン)、キナンチーム呼んでます」
車列の先頭の審判車、「COM1」(コムワン)の後までチームカーが上がれるので、
車列を抜かしていき、そこでクラクション。
選手が車を確認して、コムワンの後の自分たちのところまで下がって来ます。
並走しながら、空ボトルと補給食のごみを回収。
それからスポーツドリンク、水、アスリチューンジェルなど、その場のオーダーで渡します。
監督からは、さまざまなチームオーダーが。
スタートアタックの3名が最大20分ほど集団と時間差をつけて、
各チームがどのように戦力を使って、展開を準備して追うか?駆け引きがありつつ
地質のレースがラスト100キロくらいから始まりました。
今回は、ジャイさんが追走集団でチームカーを呼び、そこへ行っているときに
サポートカーの数分後方でリカルドさんがリアホイール交換。自分たちがいなかったので、
ニュートラルのシマノメカニックが対応。 おぅ~ 何が起きたんだ?!とちょっと焦りました。
サポートカーが追走集団から離れ後方集団を待つと
KINANの選手たちがメカトラブルのリカルドを強烈アシストしながら爆走してる姿が見えてきました。
長いサポートカーの車列まで追いあげれば、ある程度空気抵抗が少なくなり、そこから程よく回復しながら集団にもどります。
このあたりがプロ選手ならではのパワーを感じます。普通戻れないですよね(笑)
そこからなんとか戦いの場へリカルドさん戻りましたが失ったチャンスが大きく、チームとしては残念でした。
やれることやって起きてしまった不運は、しょうがない!ということで
先頭集団で戦うジャイさんの元へサポートカーは、移動。
ラスト10キロ過ぎてから結果への可能性を信じ、ぎりぎり見える選手の戦いを見届け、
あっというまにゴール。 結果は、アバンティのマークしていた選手が優勝。2位にシマノの選手 ジャイさんは、10位でした。
レース後は、メカニックレースがはじまります。ステージレースではないですが いち早く
無駄なく片付けと洗車、機材整理が大事です。少しで遅れてホテルに戻ると
やはり!メカニック達は、さっさと洗車中。早いメカは、すでに洗い終わって
綺麗にマシンを並べて干しておりました。
自分も洗車~マシン整備~パッキング、ホイール、スペアパーツのパッキング
表彰式終わった選手達にも手伝ってもらって、レース終了。
あとは、もう寝たいだけでした・・・(笑)
ふと終わると沖縄の綺麗な海と夜空の星に気がつきました。
いつも遠征は、そんな感じです。 どうやったら勝てる整備ができるか・・・
とにかく行って良かったです(^^ゞ 次回は、12月このチームでマレーシア5日間ステージレース予定です。
Hi-Bike 中村仁