ツールド東北への想い。支離滅裂ですが(^_^;)

今回、お客様と出場する「ツールド東北」
自転車で震災後の東北を走る。
イベントでは、歴代の日本チャンピオン達もアンバサダーとして来られます。
またチャンピオンたちは、日本代表として活躍された方がほとんどです。
私自身、メカニックとして海外で「君が代」を聞く機会ありました。
そのとき、ナショナリズムというか自分中の枠というかスケール感がかわりました。
同時に他の国々のスタッフから日本として祝福をいただき、日本=チーム。
人々のつながり、社会、深いこと難しいこといろいろありますが・・
日本なんだ。とうまく表現できませんが全然ちがういままでない感覚になりました。
私自身は、震災直後にアノ現実からなにより「生きる」ことを考えました。
そして日本=チームとしてどうしたらいいんだろうと思いました。

ツールド東北は、かつてステージレースとして参加したことがありました。
自分の実力以上のことが求められる状況を知っていながらチームの中でチャンスをいただきました。
しかし連日リタイア。せめてもの結果を望める相馬のクリテリウムステージでエースがパンク。
パンクした選手は、ニュートラルで復帰できるのに、間違えてホイール交換しようと自分も止まってしまい終わり。
自分本人的には、あのときの悔しさとむなしさが最大深度。相馬のアスファルトを殴り続けました。
今振り返るとなんという小さいことか。でもチームは活躍し団体でメダルをいただき・・
自分の全てが嫌になりました。 
その後数カ月、合宿所での仲間に支えられながら突破できることとそうでない領域を良く理解してやめました。
それからしばらくロードレーサーは、自分に関係ない道具でした。
全然違う仕事をして、生活してました。 

でも時間がたつにつれ、このロードレースで出会った方々が本当に親身に指導なさってくれたことに
後からどんどん気付きました。いろいろな形で携わる方々の想い、輝く姿にも気付きました。
恥ずかしながら、なかなか大人にちかづけない未熟者であることに自転車を通して感じて
また自分なりのできること、やりたいことで積極的に生きようと思いました。

ロードレース選手にあこがれた自分が信じられないくらいのたくさんの貴重な体験と
今回の様な「日本=チーム」元気になるイベントに参加させていただくことに感謝いたします。
僕の人生のBGMは、「Let it be」. ぼくなりにイキマス!

Hi-Bike 中村仁
 


塚田と私の手で組み上げたスペシャルバイクが登場・・・
それぞれの部品、どれひとつ欠けてもだめであり、それぞれに個性ある意味あるモノ達。
自転車一台だって、地球上の同じ原理で成り立ってる・・