ミラーニMILANI スペシャリッシマ展示完成車の試乗動作テストをしました。
まずは、計量。
日本未発売のアンブロッシオ完組カーボンエアロホイールが、前後ペアでぴったり1600g。
その後、スプロケット等つけ直して完成車重量ペダルレスで6.85kg。スーパーレコードですから軽いはずです。
ホイールはカンパニョーロ・ボーラなどへの換装で、300g程度の軽量化がすぐにできますから、ペダル込みでUCI規程の6.8kg前後に仕上げれますね(笑)。
東レT800のフレームは、ビンディング踏み込みでも軽く、やや硬めの印象を受けました。
ブレーキ制動時のフォーク前後のたわみも、ハイエンドらしい微妙にしなる程度、スパルタンな挙動でした。最近愛用している1インチイーストンEC90のストレートフォークのやさしいシナリ吸収とは明らかに違い、LOOK595ウルトラのような様な印象でした。※あくまでナカムラ的感想です・・・。
ギヤ調整などワイヤー伸びがあり、実走させながら調整仕上げ完了。
WRのような、イタリアでのオリジナル2ボルトステムとハンドルを8N-mで組み上げていましたが、少し固定力が弱い感じがあり、もう一度ばらしてボルトスレッド部に極圧グリスと、カーボン同士の接触部にTACXカーボン用コンパウンドを塗り、同じく8N-mでテスト。無事にしっかりとした固定力を発揮。
ホイールの振れやスポークのなじみも出た様子でしたので、ホイールへの配慮とメンテナンス性からミヤタのチューブラー接着テープでタイヤを貼り付け。
デタチャイ製のこのチューブラーは、耐久性も良く使っている方の経過をみる限り極端に減ることなくバランスいいです。クレマンのクリテリムそっくりです。さすがに今回はチェック試乗だけで、全体像はじっくり乗ることのできるオーナーのみが知る世界です。
間違いなく感じるのがオートクレーブ製法によるカーボン独特の乾いた振動と日常の景色にオーラを放ちながら疾走できるマシンであるといくことです。
MILANICYCLES、イタリアの工房で生まれたこの形とハイセンスなカラーリング。ぜひご覧になって下さい。
店頭にてメリットもデメリットもきっちりご説明致します(笑)。
ちなみにオーダーの場合6週間ということですが、念のため10週間目安でお願い致します。フレーム価格はこのハイエンドの「スペシャリッシマ」完成車123万円以外にも、フレームで30万円後半からございます。
忘れちゃいけない、クロモリのレーサー、「レプリカ」で21万円。番外編でMILANIでつくっているマセラッティも取り扱っております。
特別なイタリア製自転車お探しの方へお勧めです。
つくば花室 自転車店 Hi-Bike(ハイバイク)中村仁